アート

ジブリのトイレは花園だった

  「三鷹の森ジブリ美術館」へ初めて行った。 

   ジブリ美術館に到着

ジブリ美術館に到着

子供が小さい頃に連れて行きたかったのだが、チケットを取るのが難しく、行きそびれていた。 今や 息子がチケットを取り、私を連れて行ったのだ。

 三鷹駅からジブリバスに乗って約6分、井の頭公園の緑の中におとぎの世界の素敵な建物が現れた。 ワクワクしながら入ると、いきなりアートな世界が広がる。 窓の映画のシーンのステンドグラスや通路、壁も照明も天井も時計の裏に至るまで、絵や装飾、仕掛けがあって楽しさと美しさに溢れている。

レストラン入口

レストラン入口

 特に感心したのがどこにでもあるトイレと消火器。 私は生まれて初めて、トイレに住んでもいいと思った。 トイレには絵画や人形、花々が飾られ、個室のドアの一つ一つに異なる花の絵とその名前があり、壁紙やタイルももかわいらしく、花やミツバチが描かれている。 水道の蛇口もレトロな銅製(?)で、この応接間のようなゆったりした空間の中にあるベンチに座って、うっとりとトイレの時間を過ごす。。。

 消火器もただ置いてあるのではない。 木製の消化器置き場に赤い消火器が三つ、その上に鎌や金属製ヘルメットや「火の用心」の文字があって、何ともおしゃれ。 室内の撮影ができないのが残念だが、館主の宮崎駿さんが言うように、撮影よりじっくり見るのが良いだろう。

窓にも誰かが・・・

窓にも誰かが・・・

 この様にすべてが工夫され、手の行き届いた作品であるので、当然 展示やショート・ムービー、図書室、レストラン・・・あるもの全部が子供から大人まで、面白くてまったく飽きることがない。 もう、あわわあわわと約3時間廻ったが、まだまだ見切れていないので、半年後に再び、根気よくチケットを取ってねと、息子に頼んでみよう。 

紅の豚 サボイア(ステンドグラス版)一筆書

 

 

by お土産は一筆書にしたポッポ

 

 

空撮スケッチ~西新宿~

160930西新宿ずいぶん前から、空から見た風景をスケッチしてみたいと思っていました。写真では埋もれてしまう風景や思いを、スケッチすることでより鮮明で印象的なものにできます。初めての空撮スケッチは西新宿の高層ビル群と都心の大きな森です。手前は新宿中央公園、右手が明治神宮、奥は新宿御苑、さらにその奥は神宮外苑と赤坂御所です。
DECO

 

ヒコーキ♡アレンジメント

ヒコーキ・アレンジメント 思い立って作ってみましたフラワー・アレンジメントならぬヒコーキ・アレンジメント。 実地試験の教室でも飾ったけれど、試験官は何も気付いてくれなかったみたい。。。

 これはかわいいだけではありません。 ちゃんと曲技飛行をイメージしています。 ループにロール、上昇スピンとハンマー・ヘッドもやっています。 

 なかなか楽しくって、ボケ防止にもなりそうだから、また作ろう♪

                   ポッポ

板倉滑空場

 この春から数回、、群馬県の板倉滑空場にある日本モーターグライダークラブへお邪魔する機会があった。 河川敷に3本取れる幅広な草地滑走路があり、春にはタンポポに彩られ、ヒバリがさえずり、ぷーんと田舎の香りがするのどかな美しい所だ。 

 とはいえ、みんなで行なう朝のブリーフィングではきっちり天候他注意点が伝えられ、無線での運航管理も怠りない。 そしてグライダーと曳航機、モータグライダーが次から次へと飛び回る。 終了後には広く快適なクラブルームで、これまた反省会的な情報共有のできる全体ブリーフィングがたっぷり行なわれ、なんとしっかりしたクラブかと驚いた。

 私はその日、モーターグライダーのディモナに体験搭乗した。 久しぶりの空、エンジン停止の滑空もシーンと静かでとて心地よく感じた。 こんなマーキングの無い、草地での離着陸は10年以上前だったろうか、関宿滑空場での体験以来で新鮮だった。

 

ハスキー&グライダー

ハスキー&グライダー

 その後は、教育証明の勉強会と実地試験で忙しくなって、教室に籠ってばかりいたが、東京からも意外に遠くないことを発見、また飛びに行きたいなと最近思っている。。。

                       ポッポ

 

空女がいっぱい (^^)/

Yes I can 先月 16~26歳の女性限定の航空教室が新橋の航空会館で開催された。若い女性参加者が100人弱、講師やパネラーの航空技術職(操縦士、整備士、製造技術士など)にある女性たちが12人、そして私たち外野など、いまだ男性の職場と言われる職種を希望する女性がこれだけ集まるとは。。。

 現職者たちはおしなべて、会社の理解やバックアップもあり、努力すれば仕事と家庭・育児の両立も可能、やりがいもあり、管理職にもなれると言う。本当に皆さん、生き生きと胸を張り、貫禄さえも感じさせた。 「5年は結婚しないで」と言われ、セクハラ、パワハラの嵐が吹き荒れた30年前とは様変わりしている。

 今回、10時から17時という大変盛りだくさんの内容で、遠く広島からの参加もあり、全員の熱意みなぎる催しであったと思う。 これなら、前途洋々、女性万歳と言いたいところだが、この世はまだまだバラ色とはいかない。 最近「日本死ね」という、保育園を不合格になった女性のブログが話題になっているが、本当に特養老人ホームだって「不合格」にもなるし、思春期の子供も「不合格」なれば、自分自身の健康さえも「不良」となりえるのだ。 そんな時、国も会社もまったくあてにはならない。 女でも男でも「効率の波」に乗って働き生きていくことは大変だ。 でも、若い時はその心づもりはしても、心配し過ぎることなく、突き進んでほしい。 運良く条件揃えば、きっと大波も乗り切れるだろうから。

 さて、この航空教室で「一番大切」というアドバイスは、コミュニケーション能力? 夢をあきらめない気持ち? それとも自分に限界を作らない「Yes I can」精神? やっぱり一番は「とにかく英語頑張って!」だそうだ。

                                      ポッポ 

あったらいいな💛 島に水上機✈

 1月、ミクロネシアのチューク(トラック)環礁にある直径34メートルのジープ島へ行ってきた。イルカが大好きなカモメさんの10年越しの夢に便乗したのだが、グアムからはユナイテッドのB737でチューク国際空港のある本島まで1時間半、そこからモーターボートで40~50分かかる。

 海原にポツンとあるジープ島で、インターネットできず、時計を見ること無く、発電機や雨水を利用しながら、空と海の様子でその日が決まる4日間を過ごした。日に日に海は荒れ、イルカを見ることはできなかったが、70年前に沈んだ零戦をこの目で見たこと、島で聞いた波と風の音、ヤシの木と白い砂浜、そしてワインの味を忘れない。

 もう一つ印象深かったのは、チューク空港のお迎えの車中でのこと。舗装していない幹線道路(?)を舌噛みそうに揺れながら、あちこちいる野良犬を見ていたカモメさんが「危ない!」と叫んだ。すると日本語の少しわかる現地人スタッフも「アブナイ、アブナイ」となぜか大受け。次に「アー ユー ナース(看護士)?」と聞かれ、私たちは白衣の天使のように見えるのか!?と思ったがジープ島2「いやいや、ウィー アー パイロット」と答えると、「Really? Are  you kidding?ワッハッハ」とこれまた大受けした。

 その後は、何でも「アブナイ」で盛り上がるのだったが、おそらくこの国にはパイロットなどいないのだろう。自給自足のできるゆったり、大らかな、美しい楽園を空から見る遊覧飛行がないのだから。

 ジープ島に水上機が横付けされたら絵になるのになあ・・・などと夢想しながら、全身ずぶ濡れ、寒さに震えながら、ガンガン弾むボートで小一時間往復したのであった。

                          詳しくは会報「空のワルツ」で!   ポッポ

今年は「Negative Safety」

 今年の漢字は「安」だそうだが、テロ、難民、安保法案、沖縄基地問題、そして調布飛行場では墜落事故があり、大利根飛行場では飛行機が水没するという稀な事態も発生し、不安がいっぱい。 だから勝手に航空用語っぽく「Negative Safety」とした。

 航空や宇宙産業はこれまで戦争や冷戦のおかげで著しい発展を遂げてきたわけで、最近でも戦闘機が他国の爆撃機を撃墜したのと、航空機には何かと争い事がついまとう。 さらには、ゲーム感覚の遠隔操作で爆撃を行なう血の通わないドローンまで登場。パイロットからは見えにくかった地上の人々がますます「他人ごと」となっていく。

 戦後70年経っても、沖縄のやんばるの森には米軍ヘリパッドが次々と増設され、オスプレイが飛び回る。 オスプレイ

 人はなぜ戦いたがるのか? 私には「ここはオレの陣地だから入るなよ」と言い合う子供たちの姿が国に重なって見えるのだが。。。 やはり好きな航空機には、不幸でなく幸せを運んでほしいと願うようになった一年である。

                                         ポッポ

 

こっちの世界とあっちの世界

あっち空は? こっちの世界とは、パイロット勤めをしない世界。 あっちの世界とはそれをする世界で、今 私はこっち側にいる。 二つの世界は同時に存在するのにまるで違う。

 この13年ほど、あれこれ負荷がかかり過ぎ、時々LOW VOLT.のアナンシエーションが点灯していたが、いよいよディスチャージが大きくなり、頼りのバッテリーは劣化、とうとう交換時期になったのと、 今の私はほぼ同じ。

 とは言え、あっちの世界にいては手の回らなかったお金にならない仕事がいくらでもあるので、今も暇にはならない。 大ざっぱだが、20代はあっち、30代はこっち、40代はあっち、50代を少し過ぎてまたこっちと行き来を繰り返す人生だったが、いつもフルパワーで飛ばしてきたので、ここらで少し考えよう。 男並みにと頑張った男女雇用均等法世代は、「女性が輝ける社会」というもので「男社会からの脱却」をするのだろうか?

 あれこれ考えていると、この日本には世界最高齢の現役プロ・パイロットが活躍してられるが、ひょっとしてこの私は世界最小(身長150㎝)のプロ・パイロットだったのかしら!?と思い至り、分厚いクッションとともに飛んだ日々が妙に愛おしくなるのだ