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そらあい・Best Shot 写真集

2004年9月の第一回ホームページリニューアル以降、トップページを飾った写真(そらあい・Best Shot)をご紹介します。

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令和5年(2023)

2023年4月

道端に咲き誇るパンジー

JR東日本はかつて日本鉄道という民間の鉄道会社でした。当時の東北本線の宇都宮-矢板間は現行より大きく西側を通るルートでした。度々起こる鬼怒川の氾濫によりわずか10年で現在のルートに変わりましたが、その名残の橋脚や橋台は今も鬼怒川やその支流脇の深い藪の中にレンガの遺構として残っています。その遺構近くにある八龍神社の傍らに、可憐なパンジーが競い合って咲いていました。

2023年1月

志賀高原で飛行機を見上げて

スキー場から見る空はとても広く、澄み渡る青い日は格別です。いくつもの白い飛行機雲が走っていて、空から見下ろす景色を想像しました。上から見れば白く輝く山々が広がっていて「ちっぽけなスキー場なんて目じゃない」でしょうし、下で滑っていれば「この爽快感とまばゆいばかりの樹氷は空からわからない」と言うでしょう。今はどちらも非日常の楽しみです。

令和4年(2022)

2022年10月

ヨーロッパアルプス最高峰モンブランを訪ねて

コロナ禍で2年間行けなかった海外遠征ですが、やっと今年はフランスに行くことができ、ヨーロッパアルプスの山岳フライトを存分に楽しむことができました。気象条件にも恵まれ、美しいモンブランへのダイナミックな飛行も数回達成することができましたが、後退する氷河を目の当たりにし、地球の温暖化による影響が深刻なことを改めて認識させられました。

2022年7月

都心へのランドマーク東京スカイツリー

埼玉県の荒川河川敷にある飛行場を飛び立ち、間もなく見えてくるのは東京スカイツリー。夜間飛行でなくとも都心へ行くには絶好のランドマークです。約20分で到達し、スレンダーな姿に目を奪われます。粋(藍)・雅(紫)・幟(朱)を表現したライティングと心柱(しんばしら)構造のタワーは、日本の伝統美と技術を結集した超高層建築物です。

2022年3月

雪どけのせせらぎに咲くソメイヨシノ

春の代名詞といえば、やはり桜。表紙の写真は、空のように青くキラキラした千種川(ちぐさがわ 兵庫県)のせせらぎとソメイヨシノのコントラストが季節の変化を表しています。そして春は、卒業式や入学式など出会いと別れの季節でもありますね。今年の桜は、皆さんにどんな思い出を残してくれるのでしょうか。

令和3年(2021)

2021年10月

芦ノ牧温泉南駅付近から見る若郷湖と湖面橋

会津鉄道会津線は、栃木県下今市駅から鬼怒川温泉駅を経由し福島県会津若松市に至る、渓谷とダム湖と田園地帯を走る路線の一部です。次々に現れる絶景ポイントでは列車を一時停止するなど、粋なサービスも付いています。色づき始めた山々を背景に、ひっそりと佇む阿賀野川若郷湖と近代的な湖面橋のコントラストは感動の景色でした。

2021年4月

雨露を浴びて空に向かうチューリップ

「とっとり花回廊」は、鳥取県が誇る秀峰大山をのぞむ日本最大級のフラワーパークです。総面積50ヘクタールの敷地内にはその名の通り円形の回廊がぐるりと巡っており、雨が降っても濡れずに園内を楽しむことができます。訪れたのは3月中旬、雨上がりの園内に咲き誇る赤いチューリップの生命力あふれる姿に圧倒されて撮った1枚です。

令和2年(2020)

2020年12月

わらび座ミュージカル「空!空!!空!!!」のワンシーン

当協会の創設にかかわった及位(のぞき)ヤエ元理事長をモデルにした、ミュージカル「空!空!!空!!!」のワンシーンです。わらび座皆さんの迫力ある歌や踊りに、感銘を受けました。わらび劇場のある秋田県仙北市角館は武家屋敷が残る由緒ある街でありヤエの故郷です。時代は大正、「空を飛べる時代に生まれてよかった!」というヤエの台詞は、空を飛べて当たり前である今を生きる私たちに、新たな気づきを与えてくれました。

2020年10月

米国アリゾナ州ペイジ近郊アンテロープキャニオン

アリゾナ州の北の端、ユタ州との州境に近いところにあるアンテロープキャニオン。アッパー(上流)とロウワー(下流)がそれぞれ離れた場所にあり、写真はアッパーのほうです。広くて大きな涸れ川を横切るように幅100mほどの堅い地層があり、雨が降って川となったときに細い割れ目に水や石が入り込んで浸食されてできたものです。自然の造形に圧倒されました。

2020年1月

米国ハワイ州オアフ島真珠湾上空1000ft

ハワイでも「今年は雨が多い!」と言われていました。雨といってもスコールなので、晴れている場所もあり、あちこちできれいな虹を見ることができました。写真はホノルル空港の西側からファイナルアプローチで真珠湾の横を飛行したとき眼下に見えた虹で、本当にきれいでした。こういう景色が見られるということはパイロット冥利につきますね。

平成31年・令和元年(2019)

2019年10月

ルーマニア・トランシルバニア地方の名城、フネドアラ城

世界選手権の開催された田舎町Devaから15kmほど南に行ったところにあり、別名「コルヴィン城」とも言われています。谷を越えて長い橋が城門まで伸びており、全体のバランスが良くてとても美しいお城でした。建設されたのは15世紀だそうですが、内部ともに保存状態がよく、中世の面影をよく残していました。

2019年7月

那智山青岸渡寺三重塔と那智大滝を臨む

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の構成資産で那智原生林に覆われた那智大滝は、高さと水量日本一を誇る日本三大瀑布の一つで、古くからの信仰の地を訪れると、これまでの罪や穢れを落として生まれ変わることができるというパワースポットとして世界的にも有名。那智大滝は滝そのものがご神体で信仰の対象といわれ、荘厳で厳粛な大自然の中で自分の声に耳を傾ける場でもある。

2019年4月

国立劇場前庭の桜

皇居の西側、半蔵門近くの国立劇場の前庭には、様々な種類の桜が植えられていますが、特にこの「神代曙」はソメイヨシノよりもピンクの色合いが濃く、花もたくさんついているのでとても豪華です。低い木で、枝が歩道まではみ出しているので(歩行者は通行に注意という注意書きがあるほどです)、手に取って見ることもできます。お堀の北側の千鳥ヶ淵はお花見で有名ですが、南のほうに足を延ばしてみると違った種類の桜も楽しめますので、ぜひどうぞ。さくらまつりの期間中はライトアップもやっているそうです。

2019年2月

春を待つ志賀高原から

2月に長野県の志賀高原スキー場へ行ってきました。今年は雪が多く、樹氷もばっちり。足腰が疲れてくるので、滑っては止まりを繰り返しながら、雪景色を眺めていました。この上質な志賀高原の粉雪を求めて訪れる外国人は年々増えているのに、日本人のスキー人口は減る一方だとか。雪国に暮らしてるわけでない私は、この銀世界を見るだけでハッピーになれます。

平成30年(2018)

2018年11月

チャフラスの古い教会

シャルルドゴール空港で乗り継いでプラハに着いたのは午後8時前。そこから車で夜道を走ること2時間あまり、とあるホテルに着きましたが、ここがなんという町か、聞いてもチェコ語でよくわかりません。疲れていたのでそのまま寝てしまい、翌朝起きてみるとホテルの前にはきれいな広場が広がっていました。地図で調べてみるとチャスラフというほんとうに小さな町。まわりは農地ばかりで、田舎町のはずですが、写真に撮ってみるとまったく田舎町らしくないところが素敵でした。

2018年8月

深い青が誘う海底へのドロップオフ

グレートバリアリーフはオーストラリア北東に広がる世界最大の大堡礁です。上空から見える美しく深いブルーは、サンゴ礁が海底へと垂直に落ち込むドロップオフポイント。浅瀬では見られない大型のハタや回遊魚が突如として現れ、サンゴの色や種類も格段に多くなります。水温は下がり時に海流に流されそうになりつつも、切り立った崖に沿って空を飛んでいるような、まさにスクーバダイビングの醍醐味を味わうことができます。

2018年5月

群馬県太田市、新田乃庄寒山亭の八重桜

新田荘(にったのしょう)は、12世紀中頃に新田義重をはじめとする新田氏が支配下に置いた荘園で、現在、群馬県太田市付近に寺社・館跡・湧水地など11の史跡があります。その一つ新田荘寺尾城跡の向かい側に、平安朝豪族の邸を模した新田乃庄寒山亭があり、八百年余の歴史と民話を伝承する館で豪族料理を楽しむことができます。この春ここを訪れた際、早咲きのみごとな八重桜が出迎えてくれました。

2018年2月

イエローストーン国立公園 エクセルシオール・ガイザー

イエローストーン地区は巨大火山地帯だ。60万年に一度と言われる巨大噴火は、地球規模の気候変動を起こしてきた。8,980平方キロメートルのエリアには、熱水を噴き上げる間欠泉が200ヵ所~300ヵ所あり、その一つ、エクセルシオール・ガイザーからは常に92℃の熱水が湧き出し水蒸気となって空に消える。昨年8月の北米大陸皆既日食と併せ、大スケールの自然に出会った時の一枚だ。

平成29年(2017)

2017年11月

京都嵐山、大亀山宝厳院の紅葉

日本を代表する観光名所である京都は、四季折々の景色がとても魅力的です。写真は、京都・嵐山で紅葉の名所として有名な「宝厳院(ほうごんいん)」でのワンショット。さすが紅葉の名所だけのことはあり、庭園内の全所が紅葉の撮影ポイントになっていました。今流行りの「インスタ映え」の代表的なスポットかもしれません。

2017年7月

米国ワシントン州セントへレンズ山

北米大陸西海岸を南北に走る、カスケード山脈と呼ばれる火山群があります。ここには20を超える独立峰がそびえ、小型機で9000ftまで上がると、スカイラインにその壮麗な姿が並びます。写真は1980年に大噴火を起こしたセントヘレンズ山(2,550m)、遠くに見えるのは150㎞南にあるオレゴン州のフット山(3,429 m)、アダムス山(東50㎞)とレーニア山(北120㎞)もすぐ近くです。

2017年5月

初夏の松本空港RW36

信州まつもと空港を南側から進入中に撮影しました。新緑に包まれ、遠く雪を戴く山々の眺めは神々しいほど。松本空港は長野県の中央部、松本市と塩尻市にまたがって位置し、定期便が就航する空港として国内で最も標高の高い海抜657.5m地点にあります。高さ634mの東京スカイツリーよりも少し高い所です。

2017年3月

瀬戸内の島々としまなみ海道

ベラビスタマリーナを離水するとまもなく、尾道市と愛媛県今治市を結ぶ島々と延長59.4 kmの西瀬戸自動車道、通称「しまなみ海道」が見えてきます。この高規格幹線道路には11本の橋梁が架けられ、その優美な姿は遊覧飛行やフライトトレーニングの際の楽しみの一つです。近年、サイクリングロードとして人気が高く、国際的な注目も集まってきています。

平成28年(2016)

2016年11月

アルプス山岳飛行を求めて離陸を待つ

Serres(セール)は、南フランスマルセイユの北100キロにある小さな町です。東にはヴァノイゼ、エクラン、メルカントゥールなどの国立公園となっているフランスアルプスをひかえ、この季節、山岳飛行の拠点となるセール ラ・バティ モンサレオン飛行場には、世界中から多くのグライダーパイロットが集まります。

2016年9月

アルプスウェーブフライト

南フランスアルプスの氷河エリア、エクラン国立公園のシラック(標高3440m)
上空をグライダーで飛ぶ。荒々しい眼下の氷河の浸食跡は、息をのむような絶景。

2016年7月

笠雲を頂く三原山と、大島空港

低気圧に吹き込む南風が、三原山の上に大きな笠雲を作りました。同じ伊豆大島でも空港は雲の影響を受けにくい場所にあるようです。晴天の7月、伊豆諸島の島々はみんな笠雲を被っていました。

2016年5月

レッドスバルフォーメーション離陸

戦後に作られた軽飛行機として、国産唯一のFA200。富士重工業宇都宮製作所で製造されたもので、エアロスバルの愛称で親しまれています。写真は、昨年5月の北宇都宮駐屯地記念行事での展示を終え、ランウエイ19から2機編隊で離陸する様子を、長機から撮影したものです。動画は、YouTube 「クロスウィンド・カフェ」のチャンネルにて公開しています。

https://youtu.be/9TqhmjJP30A

2016年3月

ミクロネシア連邦チューク環礁(旧トラック諸島) 竹島に咲くハイビスカス

かつて日本とアメリカとの大規模な戦いがあったこの大堡礁には、今も日本名で呼ばれる島がいくつもあります。その中のひとつ「竹島」を訪ねました。エメラルドグリーンの海に眠る英霊をいたわるかのように、たくさんのハイビスカスが咲いていました。

2016年1月

かまくらの灯りが並ぶ湯西川温泉

「日本夜景遺産」に認定された、栃木県日光市湯西川温泉のかまくら祭。雪深い山里の冬の風物詩としてすっかり定着しました。その昔、「壇ノ浦の戦い」に破れた平家一門が、この地まで逃げてきて隠れ住んだといわれており、「焚き火をしない」「鶏を飼わない」など、当時の風習が今も受け継がれています。

平成27年(2015)

2015年11月

火山灰に覆われる阿蘇山中岳火口付近

約30万年〜9万年前の大噴火によって形成された阿蘇山。小型機で飛ぶと、巨大なカルデラと雄大な外輪山が一目瞭然です。今も噴煙を上げる火口を間近に、人間の力では到底及ばない地球の歴史とエネルギーを感じる瞬間です。

2015年9月

断崖絶壁に囲まれた島、利島

富士山の南100㎞の太平洋上に浮かぶ利島。視る方向によってはきれいな円錐形をしており、伊豆七島へのフライトの際、必ず目を惹く島です。周りは断崖絶壁に囲まれ、島の80%をヤブツバキが覆っています。伊豆大島と新島の間にある、周囲8キロの小さな島です。

2015年7月

夏の早朝、横浜港

6月早朝、出勤前の横浜港を走ってきました。朝もやにつつまれるブルーグリーンの港に、帆船練習船日本丸が停泊していました。

2015年5月

紺碧の海と白い砂のサーフスポット

伊豆下田から南東に36キロメートルにある東京都新島村。流紋岩の地質であるこの島は、火山島でありながら砂や地面が白いのが特徴です。島の東側に位置する羽伏浦海岸は、世界的に有名なサーフスポットで、新東京百景にも選ばれています。

2015年3月

T-6からのぞむ カリフォルニア州キングシティ

T-6 テキサンは、1930年代から1960年代にかけて使用されたノースアメリカン社製のレシプロ高等練習機です。星型エンジンのクラッシックな機体に揺られながら、カリフォルニア州セントラルコーストの町、キングシティ上空を視察飛行しました。西側に広がる丘陵地帯を越えると、モントレーやカーメルまでも、すぐ近くの町です。

2015年1月

航空自衛隊アクロバットチーム「ブルーインパルス」

正式名称は、宮城県松島基地第4航空団所属「第11飛行隊」。去年は50年ぶりに都心の空を駆け抜け、大きな感動を多くの人にもたらしました。青空に映えるブルー&ホワイトの機体には日の丸のマーク、年の初めにふさわしい、雄大で華麗な姿です。

平成26年(2014)

2014年11月

ポーランドの中世都市トルン

偉大な天文学者コペルニクスの故郷トルンは、ポーランド北部に位置する中世都市です。ヨーロッパ一美しいと言われるこの街は、14世紀から貿易の街として繁栄しました。旧市街地が世界遺産に登録された今も、ポーランド有数の工業都市として経済を支えています。

2014年9月

都心を翔るブルー

国立競技場上空を一糸乱れぬ編隊飛行で翔けぬけるブルーインパルス。満席となった観客席からは歓声とどよめきの声が上がります。突然の轟音に、ビルの谷間から空を見上げた人も多かったことでしょう。2020年の東京オリンピックでもまた、素晴らしい雄姿を見せてくれることを心待ちにしています。

2014年7月

空を映すモントレーのヨットハーバー

サンフランシスコの南約100キロにある港町モントレー。近くには世界的に有名なぺブルビーチゴルフクラブや、芸術の街カーメルがあります。写真はフィッシャーマンズワーフから見えるヨットハーバーをカメラに収めました。西海岸固有のマリンレイヤー(海霧)と青空を水面に映しながら、海風に吹かれるたたずまいです。

2014年5月

春の能登空港

5月の連休を利用して能登へ行ってきました。冬山の様相を呈する北アルプスを越え、富山湾を横切ると、おだやかな入江が見えてきます。春色の木々に囲まれた能登空港です。

2014年3月

厳冬の尾瀬ヶ原

西高東低の冬型気圧配置が緩んだ週末、日光白根を越えて燧ケ岳へ向かいました。クマザサを林床とする至仏山は白銀のジェラートのよう、越後の山々は雪雲に覆われていました。

2014年1月

やっぱり富士山

昨年、世界文化遺産に登録された富士山。古くから信仰の山として、また日本人のアイデンティティとして、脈々と私たちの心を支えてきました。お正月と言えばやっぱり富士山、終わりなき世のめでたさを祝う今日こそ楽しけれ♪