2014年5月

Let It Go(ありのままで~♫)

LET_IT_GO-8551 4月 珍しく高校生の三男から「映画見に行かない?」と誘われた。ディズニー映画「アナと雪の女王」だ。 今や映画の中で歌われる「Let It Go」は、大ブームとなっているらしい。誰もが「今まで抑えていた自分を解放し、自分らしく生きようと変わる姿」をズバリ表現する歌詞に感動するのだろう。

 では、「ありのままで~」と生きるにはどうすればいいのか? ヒントは英語バージョンの「これでいいの~ 善悪やルールに苦しまずに~♪」にあるように思う。 幸い私の身近なところにそれができる人間がいる。

 幼少の頃からフツーができず、トラブルを連発し、中・高校生ともなると、学校からは何度も呼び出しをくらい、たまに警察からもおとがめを受け、自分のしたいことだけに熱心に行なう長男は、正に「ありのまま」「これでいいの」と生きている。そして彼は、真っ直ぐで何にもとらわれず、ストレスを溜めない。

 人は大なり小なり人に迷惑を掛けながら生きるもの。たとえ、自分で食事ができなくても、トイレに行けなくても、世話になりながら生き続けなければならないことだってある。 ルールや常識、道徳などは人が集団生活するために生まれたもの。学校は社会で適応できる人間を育てるところ。人個人の幸せのためにあるのではない。だから、それらに忠実であるほど、個人の自由・欲求は抑えられ、しんどくなる。 つまり 「あの人、自己中心的で非常識で嫌な人よねー」と言われる覚悟ができれば、グッと楽に生きれる、ということだろう。

 またあの「ズン、ズン、ズン、ズン・・・」という重低音が近づいてくる。給料を惜しげもなく注ぎ込みカスタマイズされる長男のクライスラーは、本日も絶好調である。

                                 BY ポッポ

 

CAPTAINアリス 降臨

CAPTAINアリス 長谷川アリスという女性が、小型飛行機から大型旅客ジェット機まで乗りこなし、様々なアクシデントで、ありえへん操縦を見せてくれる痛快パイロット漫画を紹介する。

 鬼の天才パパ・パイロットに鍛えられ、こんな破天荒な娘に育ったのだが、危機に直面すると、異常にハイテンションになり、乗り切っていく。

 これは実際にパイロットとしてぜひほしい性質ではないかと思う。 自分の操縦に根拠のない自信を持つのは危険だが、謙虚になり過ぎて、腕も頭も縮こまっていてはのびのび飛ぶことはできない。 アドレナリンを出し、自信持って「やったるでえ!」と飛び上がるのが理想だろう。

 10巻完結だが、私のお気に入りは第6巻の彼女のアラスカでのブッシュ・パイロット時代のお話し。 ちっぽけな人間が、これまたシンプルで小さなヒコーキを知恵と技術で操り、大自然と一体化できたかと思えば、挑み苦しめられる原始的なロマンがいいんだなあ。

 「スゴッ!ホンマかいな!?」の連続、ホンマではないが気分UP↑、まちがいなしのシリーズです。

                                                ポッポ