一般記事

空女がいっぱい (^^)/

Yes I can 先月 16~26歳の女性限定の航空教室が新橋の航空会館で開催された。若い女性参加者が100人弱、講師やパネラーの航空技術職(操縦士、整備士、製造技術士など)にある女性たちが12人、そして私たち外野など、いまだ男性の職場と言われる職種を希望する女性がこれだけ集まるとは。。。

 現職者たちはおしなべて、会社の理解やバックアップもあり、努力すれば仕事と家庭・育児の両立も可能、やりがいもあり、管理職にもなれると言う。本当に皆さん、生き生きと胸を張り、貫禄さえも感じさせた。 「5年は結婚しないで」と言われ、セクハラ、パワハラの嵐が吹き荒れた30年前とは様変わりしている。

 今回、10時から17時という大変盛りだくさんの内容で、遠く広島からの参加もあり、全員の熱意みなぎる催しであったと思う。 これなら、前途洋々、女性万歳と言いたいところだが、この世はまだまだバラ色とはいかない。 最近「日本死ね」という、保育園を不合格になった女性のブログが話題になっているが、本当に特養老人ホームだって「不合格」にもなるし、思春期の子供も「不合格」なれば、自分自身の健康さえも「不良」となりえるのだ。 そんな時、国も会社もまったくあてにはならない。 女でも男でも「効率の波」に乗って働き生きていくことは大変だ。 でも、若い時はその心づもりはしても、心配し過ぎることなく、突き進んでほしい。 運良く条件揃えば、きっと大波も乗り切れるだろうから。

 さて、この航空教室で「一番大切」というアドバイスは、コミュニケーション能力? 夢をあきらめない気持ち? それとも自分に限界を作らない「Yes I can」精神? やっぱり一番は「とにかく英語頑張って!」だそうだ。

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あったらいいな💛 島に水上機✈

 1月、ミクロネシアのチューク(トラック)環礁にある直径34メートルのジープ島へ行ってきた。イルカが大好きなカモメさんの10年越しの夢に便乗したのだが、グアムからはユナイテッドのB737でチューク国際空港のある本島まで1時間半、そこからモーターボートで40~50分かかる。

 海原にポツンとあるジープ島で、インターネットできず、時計を見ること無く、発電機や雨水を利用しながら、空と海の様子でその日が決まる4日間を過ごした。日に日に海は荒れ、イルカを見ることはできなかったが、70年前に沈んだ零戦をこの目で見たこと、島で聞いた波と風の音、ヤシの木と白い砂浜、そしてワインの味を忘れない。

 もう一つ印象深かったのは、チューク空港のお迎えの車中でのこと。舗装していない幹線道路(?)を舌噛みそうに揺れながら、あちこちいる野良犬を見ていたカモメさんが「危ない!」と叫んだ。すると日本語の少しわかる現地人スタッフも「アブナイ、アブナイ」となぜか大受け。次に「アー ユー ナース(看護士)?」と聞かれ、私たちは白衣の天使のように見えるのか!?と思ったがジープ島2「いやいや、ウィー アー パイロット」と答えると、「Really? Are  you kidding?ワッハッハ」とこれまた大受けした。

 その後は、何でも「アブナイ」で盛り上がるのだったが、おそらくこの国にはパイロットなどいないのだろう。自給自足のできるゆったり、大らかな、美しい楽園を空から見る遊覧飛行がないのだから。

 ジープ島に水上機が横付けされたら絵になるのになあ・・・などと夢想しながら、全身ずぶ濡れ、寒さに震えながら、ガンガン弾むボートで小一時間往復したのであった。

                          詳しくは会報「空のワルツ」で!   ポッポ

スペース・オディティ

 1月10日 この曲を作り歌ったデビッド・ボウイが69歳で亡くなった。 imgscale-4-aspx私が実物をこの目で見たのは、1983年の日本でのコンサートが最初で最後。 3枚目の写真は癌で亡くなる2日前だそうだが、最後までカッコよく見せた本物のアーティストだった。

f0004532_5341644-2 「スペース・オディティ」はアポロ計画真っ只中の1969年の彼の歌であるが、歌詞が「Grand control to major Tom・・・」(地上管制からトム少佐へ)と始まる航空無線交信なのだ。 ゆったりと宇宙に浮いているような曲に、最初から最後まで 地上と宇宙飛行士との無線でのやりとりが歌詞になっているのだから珍しい。 そして最後には電気系統の故障なのか、交信できなくなって・・・ 

12519310_1532589243734557_1331947886_n 無線交信がこんなロマンティックな歌になるのか。ならば、私にも歌詞を作れるのではないか。

 「○○タワー、JA○○○○ これより撮影開始しまーす」 「今 離陸中のB767は視認できますか?」 「はい視認してます」 「あと、何分かかりますか? 出発機が続きます。500ft高度を下げれますか?」 「あと3分で終了し、西側へ離脱しますので、高度は200ft下がるで良いですか?」・・・「もう1機そちらへ向かいます。早く離脱してください!」 「はいー、今から西へ向かいまーす」 などと、何だか慌ただしいだけだが歌になるだろうか・・・?

 また一つ 私の青春が空のムコウに飛んで行った。 ご冥福をお祈りします。

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今年も犬!?

あけましておめでとうございます

P1000829今年は戌年でないけれど、今回は犬の「梅」を紹介。 

昨年 我が家にやって来た保護犬のMIXで今ちょうど1歳。 毎日朝晩の散歩は大変だが、家族で何とかやりくりしているし、私にとっては健康器具に勝る健康介助犬となっている。 散歩しながら、ストレッチ、スクワット、時には木のぶら下がり健康法も取り入れ、1日2~3時間、近所を開拓しながらウロついている。 お散歩中のいいお顔

そう言えばこんな風に、子供らと遊び歩いた日々があった。 あの頃の私は、子供+ベビーカー約20㎏を持ち上げ、駅の階段を平気で上り下りしていたのだが、、、ああ、あの日にもう戻れない・・・。

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知らない道や人のあまり来ない森や草原で、犬も自分も解き放ち、花や木や空を眺める。地に足の着いた生活もまた良いもんだ。 なんて、老境に入っている場合ではない。 まだ先がありあそうなので、とりあえず今年はまず早寝早起きから頑張ってみよう 😀 

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今年は「Negative Safety」

 今年の漢字は「安」だそうだが、テロ、難民、安保法案、沖縄基地問題、そして調布飛行場では墜落事故があり、大利根飛行場では飛行機が水没するという稀な事態も発生し、不安がいっぱい。 だから勝手に航空用語っぽく「Negative Safety」とした。

 航空や宇宙産業はこれまで戦争や冷戦のおかげで著しい発展を遂げてきたわけで、最近でも戦闘機が他国の爆撃機を撃墜したのと、航空機には何かと争い事がついまとう。 さらには、ゲーム感覚の遠隔操作で爆撃を行なう血の通わないドローンまで登場。パイロットからは見えにくかった地上の人々がますます「他人ごと」となっていく。

 戦後70年経っても、沖縄のやんばるの森には米軍ヘリパッドが次々と増設され、オスプレイが飛び回る。 オスプレイ

 人はなぜ戦いたがるのか? 私には「ここはオレの陣地だから入るなよ」と言い合う子供たちの姿が国に重なって見えるのだが。。。 やはり好きな航空機には、不幸でなく幸せを運んでほしいと願うようになった一年である。

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こっちの世界とあっちの世界

あっち空は? こっちの世界とは、パイロット勤めをしない世界。 あっちの世界とはそれをする世界で、今 私はこっち側にいる。 二つの世界は同時に存在するのにまるで違う。

 この13年ほど、あれこれ負荷がかかり過ぎ、時々LOW VOLT.のアナンシエーションが点灯していたが、いよいよディスチャージが大きくなり、頼りのバッテリーは劣化、とうとう交換時期になったのと、 今の私はほぼ同じ。

 とは言え、あっちの世界にいては手の回らなかったお金にならない仕事がいくらでもあるので、今も暇にはならない。 大ざっぱだが、20代はあっち、30代はこっち、40代はあっち、50代を少し過ぎてまたこっちと行き来を繰り返す人生だったが、いつもフルパワーで飛ばしてきたので、ここらで少し考えよう。 男並みにと頑張った男女雇用均等法世代は、「女性が輝ける社会」というもので「男社会からの脱却」をするのだろうか?

 あれこれ考えていると、この日本には世界最高齢の現役プロ・パイロットが活躍してられるが、ひょっとしてこの私は世界最小(身長150㎝)のプロ・パイロットだったのかしら!?と思い至り、分厚いクッションとともに飛んだ日々が妙に愛おしくなるのだ

強い心♡を手に入れよう✨

何を怖れる 皆さんはどんな元旦をお迎えだろうか? 私はカメを膝に乗せ、こたつに入って、音楽聞きながらパソコンに向かっている。 正月を祝い、何とか働ける健康もあり、今年も言いたいことを言い、やりたいことをしようと思うのだが、なんと平和で自由であることか・・・。 でも、今この当たり前の生活は、勇気ある先人のおかげであると思えてならない。

 本と映画『何を怖れる』は、「こんなの嫌だ」という自分の心の違和感と とことん向き合い、「NO」を発したチャーミングな12人の女性たちの記録であり、現在の声である。 幼い頃から現実と本質を直視することを阻む教育受け、家庭でも社会でも「いい子」であり続けようとする私たちは皆、怖れを抱えて生きている、と監督は言う。 そう、怖れる「いい子」は「NO」を言えない。

 私たちのモヤモヤを、彼女たちは言葉にして教えてくれる。何を怖れる(映画) よーく考えることができるようになると、この世が、そして自分が一体何なのかが見えてくる。 毎日ドタバタのシングルマザーも、バリバリのキャリアウーマンも、クタクタのお父さんも、遊ぶのに忙しい若者も、行くところのないお年寄りも、そこそこ幸せなあなたにも ぜひ読んで見てほしい。

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公式HP  http://feminism-documentary.com/

 東京・渋谷シネパレス 2015年1月17日から3週間(上映予定)
 神奈川・横浜シネマリン 2015年2月7日から2週間(上映予定)

 

 

10倍拡大鏡

10倍拡大鏡2 小さなものが見えづらくなってきた。 この年齢になり、当然の老眼だが、実際になって初めてその不便さがわかる。

 フライトでは、景色や他機の見張りで遠くを見たり、目の前の計器類や周波数の表示といった近くを見たり、頻繁に焦点距離が変わるが、まだ老眼鏡は必要ないようだ。ただ、地図の小さな文字は見えにくいので、それとはわからない(?)ルーペ・ペンダントを首から下げておく。

 家では眉毛を抜こうにも上手くいかない。 しょうがないので、10倍拡大鏡というのを買ってみた。 「おおっー、すごいぞ、抜けるぞ、よく見える!」  しかしだ。 シミ、シワ、毛穴が10倍になって迫ってくる。 ああ、5倍にすればよかった・・・

 そうだったのか。 老化に老眼は理にかなっている。。。          ポッポ

台風一過

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大型の台風19号が過ぎた昨日の関東地方は、抜群の視程でした。この季節、しかも昼間に、100㎞南にあるスカイツリーが見えるのは、とてもめずらしいことです。

DECO

ヒコーキだって花柄でもいいんじゃない?

和の飛行機  いつぞや飛行場が花畑だったらいいな、という絵を投稿したが、今回は飛行機を花柄にしてみた。

  ジェット機には黒やピンク、ポケモンなどいろいろあるが、小型機は全般にシンプルで地味。 そう、車だって、生地や壁紙や包装紙のような綺麗で楽しい柄など見かけない。 乗り物は動きゃいいだけなのか?

  塗装には手間と費用がかかるが、最近は特殊シールを貼れるようで、これからはもっと自由に手軽にデザインも楽しめるようになるだろう。 今後の色・柄の多様化を期待したい。

  巷では「デコる」のが流行っている。 テープやらラメやらストーンやら・・・。特に若い女性たちが爪やスマホをキラキラ・ゴテゴテにデコレーションしているのを頻繁に見かける。 やはりヒコーキも可愛くなくては。 時々 着せ換えたりして、外部点検でテンション上げたいものだ。

                     BY ポッポ