2015年12月

今年は「Negative Safety」

 今年の漢字は「安」だそうだが、テロ、難民、安保法案、沖縄基地問題、そして調布飛行場では墜落事故があり、大利根飛行場では飛行機が水没するという稀な事態も発生し、不安がいっぱい。 だから勝手に航空用語っぽく「Negative Safety」とした。

 航空や宇宙産業はこれまで戦争や冷戦のおかげで著しい発展を遂げてきたわけで、最近でも戦闘機が他国の爆撃機を撃墜したのと、航空機には何かと争い事がついまとう。 さらには、ゲーム感覚の遠隔操作で爆撃を行なう血の通わないドローンまで登場。パイロットからは見えにくかった地上の人々がますます「他人ごと」となっていく。

 戦後70年経っても、沖縄のやんばるの森には米軍ヘリパッドが次々と増設され、オスプレイが飛び回る。 オスプレイ

 人はなぜ戦いたがるのか? 私には「ここはオレの陣地だから入るなよ」と言い合う子供たちの姿が国に重なって見えるのだが。。。 やはり好きな航空機には、不幸でなく幸せを運んでほしいと願うようになった一年である。

                                         ポッポ