航空

オシュコシュエアショー2019に行って来ました!

 7月23日から27日の5日間、米国ウイスコンシン州オシュコシュの世界最大エアショーに行って来ました。毎日毎日いい天気、そして広大なオシュコシュ空港に集まったおびただしい数のフライインの飛行機。5日居ても見回り切れません!

 エアショーや様々な展示機、ブースもよかったけれど、風の谷のナウシカのメーヴェを実機化したオープンスカイ・プロジェクト「M-02J」を見られて、制作者の八谷さんに作成秘話をお聞き出来たことが一番うれしかったです。                  吉巳 香

デモフライトのため観客の前を移動中のm-02j。この日の晴れ舞台のためにクラウドファウンディングで資金を調達できたとのこと。

デモフライトのため観客の前を移動中のM-02J。この晴れ舞台のためにクラウドファンディングで資金調達したとのこと。

デモフライトのメーヴェことm-02j  翌日機体に取り付けたカメラの360°映像のvRを見せてもらい、感動しました。

メーヴェこと「M-02J」のデモフライト。究極のエクスペリメンタル・エアクラフトでしょう。翌日機体に取り付けたカメラの360°映像VRを見せてもらい、さらに感動しました。

木陰でエアショー見物。目の前にはフライインのレトロな趣きの機体が。

木陰でエアショー見物。目の前にはフライインのレトロな趣きの機体が。

 

飛行場祭でアートショップ

セスナ正面 今年も飛行場祭りが開催された。天候にも恵まれ、2万人くらいの人出があったろうか。 各社、各団体は格納庫やエプロンに店やワークショップを開いたり、展示をしたり、当選した20組の飛行場周辺の遊覧飛行も実施された。

 

 

 

月へ2 その中でも毎年 一番人気なのが、当社飛行クラブが行なう「パイロット・コスプレ撮影会」。 やっと立てる赤ちゃんから大人まで、それぞれに合うサイズのパイロット・シャツと帽子を身に付けて、飛行機の前に立ち、持参のカメラで撮影するというもの。 お祭りの最初から最後まで、子供連れの家族で長い列ができていた。 なんと愛らしいパイロットたちだったことか。

 そしてその横では、数年ぶりの参加となった航空カメラマンと私が、趣味の木工と絵で、飛行機作品の販売を行っていた。 初参加でどうなることかと思ったが、興味を持ってくださる方は多くいたし、周囲の親切な協力もあって、大成功!? お祭りを楽しみながら刺激的な一日を送った。

 私の頭の中ではすでに来年の構想も始まっているが、もっともっと空飛ぶ案内もできればと思うのだった。

                                               ポッポ

50年ぶりのブルー

OLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERAOLYMPUS DIGITAL CAMERADSC02908a午後5時35分、北の空から見事なデルタ編隊でブルーインパルスがやってきました。ブルーが都心上空を飛ぶのは1964年の東京オリンピック以来50年ぶり、満席となった観客席からは歓声とどよめきの声が上がります。みんな、手持ちのスマホで動画を撮ったり写真を送ったり、その雄姿と感動を記録していました。

現在の国立競技場は7月にも解体工事が始まり、10月には2019年にオープンする新国立競技場へ向けて建設工事がスタートします。2020年の東京オリンピック開会式でもきっと、ブルーインパルスは感動を与えてくれることでしょう。

PS. ビルの隙間から見える編隊飛行はAOPA-Jの嶋田さん撮影です。都心ならではの貴重なショットです。

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SKY GRAFFITI 2013

SKY GRAFFITI 2013N自動車(株)に勤める友人の紹介で、日本航空写真家協会の写真展「SKY GRAFFITI 2013」に行ってきました。旅客機・戦闘機・アクロバット機から、グライダー・気球・スカイダイビングまで、息をのむような景色や瞬間が、航空写真家ならではの鋭い感性で捉えられています。被写体を撮るカメラマンも、大変な体力と気力が必要であっただろうと、思いを馳せます。東京での展示会は終了しましたが、12月20日より大阪の富士フィルムフォトサロンでも開催されます。入場無料ですので、お時間がありましたら是非足をお運びください。

日本航空写真協会 http://jaap-net.jp/index.html

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2013.9.27 読売新聞

130927_yomiuri国産旅客機の開発について、当協会理事長が取材を受けました。「日本は世界に勝てる技術を持っている」まさにその通りと思います。三菱航空機社長と元石川島播磨重工業設計者への取材も含め、ご紹介いたします。

記事詳細はこちらからご覧ください。

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淳さんと一式陸攻

一式陸攻 河口湖この夏、あの淳さんと河口湖自動車博物館・飛行館へ行った。 淳さんは私を車に乗せ、高速をビュンビュン飛ばして富士山目前まで行く。真夏でもちょっと涼しい森の中に博物館が現れた。

外にはF86やC46、格納庫の中には零戦や赤とんぼ、スーパーカブやピッツ、戦前からのポスターやラジコン、ジオラマなどところ狭しと展示されている。 こんな地味な所にも人がひっきりなしにやって来るのだから驚きだ。

そして、一式陸攻。 コツコツと壊れた機体を集めて復元、まだ翼も付いていないし、操縦席も出来てはいないが、その胴体の長さ、高さから大きさが偲ばれる。ボロボロのプロペラやエンジン、操縦席も横に並べてあった。

91歳で現役パイロットの淳さんは今日 敬老の日が近づくとテレビだ雑誌だ講演会だと忙しくなる。誰が相手であろうがべらんめえの歯に衣着せぬ物言いで応対すC46るが、一式陸攻の前にいる淳さんは少し違った。 大切そうに写真を撮っている淳さんと一式陸攻は、特別な間柄だと生に感じ取れた。 早く完成させて、淳さんを操縦席に座らせてほしい。

飛行館で偶然出会った航空関係者と歓談したり、河口湖畔でランチしたり、楽しい半日を過ごした。 帰りは勿論、私が運転させていただきましたよ!

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あの有名な外科医と同じだった試験官

オーラル先日、自家用操縦士の実地試験があった。受験生には以前から、試験の様子や担当試験官のことをレクチャーしていた。 その日は天候が悪く、オーラルのみが無事終了しホッとしたが、試験官が帰った後にその受験生は 「いやー、試験官と会っていきなりビックリして真っ白になりました」と言う。 なぜ? その答えは次の有名な外科医の話と同じだった。

ある大学病院に有能な外科医がいた。ある日、その外科医のもとへ交通事故に遭った父親とその息子が運ばれてきた。緊急手術をすることになったその外科医は、手術台に乗せられた子供の顔を見て 「神様、どうか私の子供をお助けください」と言った。 この外科医と子供の関係は?

おわかりだろうか? お父さんが二人いたとか、外科医が子供を見間違えたわけではない。 そう、試験官も外科医も女性であったという、有名なジェンダーの問題である。

いやー、受験生がそんなにビックリしたとはこっちがビックリした。 そういえば私が女性でパイロットで教官であることを驚かれることはあったが、こちらからすると試験官が女性であることは何ら不思議でもなく、あえて説明しなかったのだと思うが、今の時代でも試験官は男性のイメージなんだと再認識した。 いやー実に面白い。

ポッポ

 

 

 

FA200フォーメーション離陸

5月26日に行われた北宇都宮駐屯地祭に、栃木県航空協会のFA-200二機を、地上展示しました。アウトバウンドの際の、フォーメーション離陸の様子が、YouTube に、アップされました。

■FA-200のフォーメーションテイクオフ
(ピッチアップした時に観客から「おぉ」とどよめきが上がっています。)

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ゼロ戦 IN 所沢

航空公園  零戦が今 埼玉県所沢市の所沢航空発祥記念館に展示されているのをご存知だろうか?

我が家から自転車で20分のこの記念館のある50haの広さの公園には子供を連れて頻繁に遊びに行ったものだが、今もたまに一人で飛行機のスケッチをしたり、緑の中を歩きたくて行く。

アメリカからやってきた零戦のエンジン始動見学会は昨年12月、1零戦260人の定員/日で2日間があっという間に満員、3月もさらに定員を増やして4日間が満員だったらしい。 これほど混雑することが今まであったろうか・・・?

私は今頃、室内展示のみだが見に行った。初めて見る零戦。主翼の長さはセスナ172とほぼ同じだが、エンジンが大きく、尾輪式だから座席の位置が格段に高い。表面は意外に薄っぺらく感じるが、これが最高水準の性能の理由の一つなのか。 何だろう、戦火をかいくぐってきた厚み、重みがジーンと伝わってくる。 操縦席は見れず残念だが、本当に大切に扱われていた。 搬入・組立、エンジン始動はVTRが流されているので見聞きできるし、設計図や日本の航空の歴史もいろいろあって興味深い。

そして併設されているミニシアターでは、「エアレーサー」というアメリカの短編映画エアレーサーが上映されていた。 ここでは通常目にすることのない航空映像を見れるので、時々 チェックしている。 今回はリノ・エアレースをベースに、第2次大戦のアメリカ陸軍航空婦人部隊の映像も少し流れた。

東京の都心からはちょっと遠いが博物館としても公園としてもかなり充実しているので航空好きには来て欲しい場所。 YS‐11とC-46の実機が外にドーンと座って待っている。 零戦は8月31日まで。ぜひ、ホームページも見てね!

by ポッポ

 

 

 

 

横風着陸

横風着陸この春は風が強く、飛べない日も多かった。

滑走路に対して横方向から吹く風は、機種ごとに風速が制限され、離着陸は正面からの風よりもずっと難しい。接地のコツは風下に少し向くぐらいのラダー使用と、引き起こして減速するに応じて舵の量を増すことだろうか。最後まで柔らかく舵を動かせたら言うことないけれど、それがなかなかできないものだ。

この日、ほどほどに横風が強いのに、飛び始めてまだ5回目の訓練生2人と初めてのタッチ・アンド・ゴーの練習を行った。

初期の練習では教官が必死に喋りながら、時に手を出し足を出し指導する。通常の5倍は疲れるし、冷や汗もかく。まして横風で二人分。訓練が終わり帰り着いた頃には、声が渇れてよく出なくなっていた。

年に数回は声が出なくなるが、今はもっぱら受験直前の訓練生と飛ぶので、なるべく黙っている。体力の消耗は少ないが、心の中のため息は増えて、精神的ストレス増加中である。よって、訓練生も教官も合格を渇望するのだが・・・。

さあ、スッキリ合格目指して明日も頑張ろう!                BY ポッポ