2017年8月

”直虎” ショック

  歴史物と言えば、「男の大将」「戦」が定番であるが、今年のNHK大河ドラマ「女城主 直虎」は趣が異なる。 今の時代をも反映する女性リーダーの人生として興味深い。 自分らしく、武力を用いず、知恵とコミュニケーション力を駆使して、周囲を巻き込み、危機を乗り越え、国を統治する様は痛快だ。 

 特に目を引いたのが、井伊直虎の幼馴染で側近の小野政次だ。 彼女との真の信頼関係と俳優の演技が凄くて、回を重ねる毎に見入ってしまうのだが、先週とうとう、政次は国と直虎を守るために、我が身を差し出し、張付けの刑に処されることになった。 度肝を抜かれたのはここからだった。 私があれこれ説明するより、ネットで第33話を検索してもらう方が伝わるので、絵だけにしようと思うが、もう涙でボロボロになってしまった。 しつこく昨日の再放送を見ても同じ。。。 年末の総集編も見逃すものかと思っている。直虎

 この直虎の行動は、どこの世界にもいる近藤康用のような好戦的な悪玉を、戦わずして封じるに最も有効な手段。 直虎の戦国武将としての覚悟を見せる結果となったが、ここまでやらなければならないのか・・・

 さあ、今晩の放送から直虎はどうするのだろう? ああ、あんな政次やアンドレ(ベルサイユの薔薇)のようなサポーターがいてほしい! と願うのは私だけではないだろう。 因みに私の夫は、今年の大河だけはほとんど見ていない。 やはりこの世の中 近藤タイプが多いのかもしれないなあ。。。。。。

     ポッポ