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ログブックは”そろばん”で

ログブックは”そろばん”で

【この頃、宣伝飛行オンパレードの日々だった】

【この頃、宣伝飛行オンパレードの日々だった】

 飛行終了後、パイロットはその都度、飛行日誌(ログ・ブック)に飛行時間等を記録することになっている。 これを証明するのは機長である本人や教官であって、通常、航空局に提出するフライト・プランやフライト・レコーダーなどと照合するわけではない。 だから私は、この自分で正しく記録する行為は究極のエアマンシップと言えるのではないかと思っている。

 

   【1時間25分】

【1時間25分】

       ところで、このログ・ブックは1ページに10~15行くらいあって、ページ毎に合計、累計を記載するのだが、このⅠT真っ盛りの今においても、まだ紙に手書き、自力で足し算するのだ。  この足し算に計算機を使用する人が多いようだが、私はそろばんで行なう。 私のパチパチを初めて見る人には必ず驚かれるのだが、私は自分の作るエクセル表の方が信用できず、必ずそろばんで検算するタイプなのだ。

 この愛用するそろばんは、35年程前 航空会社に就職したての頃、先輩から譲り受けたもので、そろばんがノーマルだと思っていた。 1か所 ・・ の印が貼り付けてあって、たとえば1時間25分を 1・・25 のように珠を置く。 分が60になると、時間側に1を足して、分側の60を払う。ただそれだけで、計算機よりも簡単だと思うのだが…

 それにしても、飛行後に書くのはログ・ブックだけでない。 搭載用航空日誌、飛行報告書、訓練生のログ・ブック、伝票・・・運航管理や整備でも同じ時間を別途記載したりする。 何とも効率悪いのだが、1つに入力すればすべての書類に飛んで行くなんてこと、今の時代できるよね?

                        by 計算もアナログなポッポ

 

 

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