2013年6月10日

あの有名な外科医と同じだった試験官

オーラル先日、自家用操縦士の実地試験があった。受験生には以前から、試験の様子や担当試験官のことをレクチャーしていた。 その日は天候が悪く、オーラルのみが無事終了しホッとしたが、試験官が帰った後にその受験生は 「いやー、試験官と会っていきなりビックリして真っ白になりました」と言う。 なぜ? その答えは次の有名な外科医の話と同じだった。

ある大学病院に有能な外科医がいた。ある日、その外科医のもとへ交通事故に遭った父親とその息子が運ばれてきた。緊急手術をすることになったその外科医は、手術台に乗せられた子供の顔を見て 「神様、どうか私の子供をお助けください」と言った。 この外科医と子供の関係は?

おわかりだろうか? お父さんが二人いたとか、外科医が子供を見間違えたわけではない。 そう、試験官も外科医も女性であったという、有名なジェンダーの問題である。

いやー、受験生がそんなにビックリしたとはこっちがビックリした。 そういえば私が女性でパイロットで教官であることを驚かれることはあったが、こちらからすると試験官が女性であることは何ら不思議でもなく、あえて説明しなかったのだと思うが、今の時代でも試験官は男性のイメージなんだと再認識した。 いやー実に面白い。

ポッポ